将来の夢と仕事と私

生きるための仕事

私は18歳から生きるために仕事をやってきたので、

それこそ仕事は選ばす、来るもの拒まず、

生きるためには何でも、ありとあらゆる仕事をやってきました。

学校を卒業したときには、当時鬱状態で就職活動を行わなかった関係で

無職でした。プラプラしていたら、親が自分のアルバイト先の仲間から

バイト情報を聞いてきました。

とりあえずお金がないので行ってみました。

万事、そんな感じでした。

何かをするヤル気はもちろんのこと、そもそも生きる気力がほぼなかったので、

仕事など何も興味がありませんでした。

なんでも良かったわけです。飯の種です。

今日はそんな底辺からはじまった私の仕事観を書いていきたいと思います。

なんの仕事をするのか?

世の中には、いろいろな仕事があります。

学校に通っている頃から、なんども

「将来は何になりたいの?」

「あなたの夢は?」

と聞かれて、その度に当惑したものです。

世の中にどんな仕事があるか全て把握していないし、

その仕事がどんな仕事内容かもわからない。

それなのに自分の将来のやりたいことを考えて答えさせられる。

茶番劇のように思いました。

結局のところ、何の仕事をしてもいいんじゃないか、

やってみないとわからないし、というのが

当時から今に続く私の考えです。

夢はあったけど‥

学校に所属していたころの私の夢は、以下の具合でした。

◎小学校6年生の頃

先生「にゃん吉さんは将来、何になりたいですか?」

私「う~ん‥仙人!仙人になりたいです!」

先生「仙人!?仙人ってあの山とかにいる人?それって職業じゃないんだけど‥」

私「そうなんですか?でも先生、職業じゃなくても大丈夫です。仙人って山で霞を食べて生きていけるそうですよ。だから仙人になります!」

先生「そう‥。でもお父さんやお母さんともう一度よく話し合ってみてね」

私「はい!」

※この時、私が仙人になりたいのはかなり本気でした。

なので、この先生との面談のあと、

自分でNHKのラジオ中国語講座のテキストをお年玉で買い、

ラジオを聞いてピンインを発声して勉強していました。

仙人は中国の山の中にいるので、中国語は絶対必要でした。

でも私の夢はあっけなくつぶれます。

ラジオの前で中国語を熱心に勉強していた私を見つけた親が、

「英語をやれ!」と激怒してテキストを取り上げたからです。

※その後、親との話し合いの結果、私の将来の夢は❝宇宙飛行士かアナウンサーなること❞

に軌道修正されました。

私の無垢な子ども時代は終焉し、ウソをつくこと・ウソも方便なことを

知ったのはこの時です。

教育という名のもとに、

いつだって子どもにウソを教えるのは大人なのです。

◎大学4年生の頃

同級生「にゃん吉さんは何になるの?」

私「詩人」

同級生「詩人!?詩人ってあの詩を書いている人!?」

私「そう、その詩人」

同級生「へぇ~。でも詩人って食べれるの?」

私「うん。一部だけどプロの詩人がいるよ。本出してるし」

同級生「へぇ~」

私「でも私は詩でお金を稼ぐのが目的じゃないから」

同級生「え!?じゃぁ、どうするの?生活は?」

私「やりながら考えるよ」

同級生「へぇ~」

よく言えば走りながら考える人。

ふつうに考えれば、無計画な人だった私は、

様々な職業を経験しました。

やった仕事はさまざま

◎適性が悪かった職業

  • 列車見張り員‥鉄道版警備員の仕事。2日でクビになる。「お前は列車が見えていない」とマネージャーに激怒される。
  • 警備員‥法定研修で、現場の事故例(コンクリートがビルの上から降ってきて生き埋め)とかを聞いてビビる。怖くなってやるのをやめる。4日間の法定研修に参加した分のお給料が振り込まれ、喜ぶ。
  • 老人福祉施設職員‥コンプライアンス違反していたので、マネージャーにそのことを指摘すると激怒。「このことを他で言ったらただですむとは思うなよ」と脅されて、その場で施設から叩きだされクビになる。勤務期間2か月。
  • 大学職員‥総務課で完全なるデスクワーク。8時間座っていることが出来ない自分を知る。ときどき銀行と郵便局へお使いに出されるときがヘブン。お局様の壮絶なイジメにあい、1年未満で退職。この経験から以降、OL的な仕事は自分の選択肢から外すことにする。

◎適性が普通だった職業

  • 塾の講師(夏季講習)‥大学の違う学部に出ていた求人に、学部を偽って応募。苦手科目の教科を受け持つことに。語呂合わせの歌とかテキストに載っていないものを勝手に作り、授業で歌い、生徒に爆笑される。下町の塾で、生徒はヤンキー系多し。教科を好きになってもらえれば勝手に各自伸びるだろうと思い、一授業一爆笑をひたすら狙う。塾長からいつ怒られるかとヒヤヒヤしていたが、意外にも冬季講習もやってくれとの依頼がくる。授業以外で授業準備をしたり、テストを自作したり、テストの添削をしたりして、ある日時給換算してみたら700円を切っていた。次回の講習は丁重にお断りする。
  • 大工さんの手元‥病気明けで仕事をやる体力がなかったときに知り合いから声がかかりはじめる。体力仕事にも関わらず、自分の体調の良い時だけ働くことができ、昼飯もおごりの天国職場。主に、解体や掃除や材料の運びだし、造作の手伝いを行う。作業自体はおもしろかった。最終的に、4LDKの一軒家をひとりで中をスケルトンに解体できるほどに体力もガッツも身につく。残念なことに、関連会社の倒産のあおりをうけて事業が傾き、他の仕事を探さざるをえない状況に。
  • 飲食店のフロアー(派遣)‥神田の高架下にあるおしゃれ系飲食店の繁忙期フロアー要員。店長が体育会系で毎日罵詈雑言を浴びせられる。1日で人が辞める職場。誰も続かない。私はお金が欲しかったので辞めずに号泣しながら踏ん張る。メキメキと力をつけ、途中からフロント&キャッシャーに昇格。その店の顔を任されるように。派遣期間終了間際、店長から延長を頼まれたが精神の自由が欲しくて断る。

◎適性が良かった職業

  • 販売促進員‥主にスーパーやデパ地下などで、ウインナーとかワインの試食&試飲のお勧めをして、商品を買ってもらうアレ。ふつうにやっていたが、なぜかめちゃくちゃ売れた。スーパーでワゴンに山積みしたソーセージを2時間で売り切ってその日の売り物がなくなることも。あまりに売れるので、他の販売促進の会社の社長が来て「うちならもっと日当弾むわよ」とスカウトされたことも。ワインの試飲販売では、お勧めするワインを試飲しすぎてヘベレケになりながら販売したが、みんな笑って買っていってくれた。極めつけは、お酒売り場のふつうの販売員さんにも試飲してもらったら、途中からその人も私の商品を自分で買ってくれたり、他のお客さんにお勧めしてくれたこと。「あんた、顔真っ赤でおもしろいわね~。あたしが代わりに売ってあげるわよ」と言ってくれ、本当に代わりに売ってくれる。大笑いして、飲んでフラフラとお酒売り場を回遊していただけの日のことが忘れられない。
    オチはどんなに売っても日当は変わらないこと。
  • カメラマンアシスタント‥大学の廊下に❝体力のある男性求む❞とあったが、性別を無視して応募。面接で体力があることを猛アピールして採用される。仕事の初日、スタッフ全員から完全に無視される。挨拶をしても全員返事がない。当然、仕事の説明も何もない。自分で考えて、撮影現場の脱ぎ散らかされた靴を揃えたり、ゴミ拾いをやっていた。仕事時間終了までずっと。そんな状態が3日ほど続き「ゴミ拾いやってるよね。助かる」とはじめて声をかけてもらえる。それからはどんどんスタッフとの関係がよくなり、その会社はもとより、個人のカメラマンさんからも直接アシスタントを頼まれるようになる。日当はものすごくよかったので、大学を卒業できたのはこの職場のおかげ。
  • 障害者就労支援‥現在の仕事。面接で特技を聞かれ「家の解体です」と答え、無事採用される。正社員。知的障害者が企業内で働く上での指導や支援を行う仕事。人のマネジメントや育成・スケジュール管理を行い、日々様々なことが起こるのに合わせて、柔軟に早急に対応することが求められる。今年の4月に事業所内異動があり、白髪が猛烈に増え、体重が激減するほど追い詰められたが号泣しながら踏ん張り、今はまた黒髪に戻りつつある。知的障害者の人が毎日がんばっている姿を見て、自分も頑張って仕事にいけていると実感している。障害を持っている人と、同じ人同士、助け合う瞬間を感じられることが神。たいへんだけどがんばろう。

まとめ

仕事はどれもたいへんで、どれもおもしろかったです。

当時は地獄で、精神を病んだり、号泣したり、バトルになったりした職場でも、

こうやって振り返ると全てが思い出になっていて、

ふりかえって目頭が熱くなりました。

私の全ての仕事経験には、語り尽せないストーリーがあります。

仕事の人間関係は自分では選べないものなので、

必然的にストーリーはドラマチックなものになります。

とんでもない登場人物が出てきたり、

理不尽な事態に遭遇したり、事件が勃発します。

どの仕事もふりかえれば、結局自分がそれにどう向き合ったかではないかと思うのです。

その場で実際に起こっていることに対して、どう対処するか

自分の頭で考え、答えを出し、とりあえず実行すること。

一瞬一瞬が戻らない時間だからこそ、勝負をかけないといけません。

仕事は自分にとって生きることと直結しています。

ゴーゴーにゃん吉

 

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